トッポです。
今回は映画レビューを書きます。
はじめに
基本的にネタバレなしでこれから観るor観ようか悩んでいるという方向けに書いていきます。
あそこはこうだった、ここでこうなった等の内容はないので安心してお読み下さい。
「息もできない」って?
「息もできない」は、2008年の韓国映画で、東京フィルメックス、ロッテルダム国際映画祭、他数々の賞を受賞した作品です。
監督は韓国の俳優のヤン・イクチュン。
長編映画監督デビュー作らしいです。
そのヤン・イクチュンが製作・監督・脚本・編集・主演の5役をこなした作品が、こちらの「息もできない」になります。
オススメ度・・・・・★★★★☆
また観たいか・・・・★★★☆☆
「息もできない」のあらすじ
キム・サンフン(役:ヤン・イクチュン)は暴力に身をまかせ気の向くままに暮らす、社会の底辺で生きている様な男。
彼は友人マンシクと始めた取り立て屋として日々を送る。
そんなサンフンはある日、傷ついた心をかくした勝気な女子高生のヨニと出会う。
「家族」という逃れられないしがらみの中で生きてきた二人。
口論をきっかけにお互い不思議な感情を抱き育むようになっていく。
それは今まで見えなかった明日へのきっかけになるはずだった。
しかし、彼らの思いをよそに運命の歯車が軋みをたてて動きはじめる……。
公式サイト・wikiよりリライト
予告
「息もできない」の見所・感想
正直、観始めて10分、観るのをやめようかと思いましたw
言葉遣いや行動全てが狂気と呼ぶにふさわしいような男が主役です。
とにかく「シバラマ」という言葉が頻繁にでてきます。
「くそったれ」とは「バカやろう」的な意味合いです。
そんなただのヤクザ映画かな?と思いながら観続けていました。
しかしネットなどでの評価はとても高くDVDもバカ売れしたようなので、そのまま観続けることに。
結果、私も観てよかったと思いました。
「世界観がすごい」
ざっくりすぎる感想ですが、一言で表すとこんな感じです。
他に言うなら「どうしようもなさ」とか「儚すぎる」といった感じでしょうか。
好みははっきり分かれるんじゃないかなと思います。
痛そうな暴力シーンや、汚い感じが嫌いな方には少し苦手かもしれません。
私も好きなわけじゃないので。
ただそれだけの映画ではないというのは言えると思います。
主要登場人物
サンフン
主人公。
取立屋。
口癖「シバラマ」
平気で道端でタンを吐く。
ヨニ
女子高生。
生活は決して裕福ではなく、父親と弟の生活を支えている。
ヨニの弟
なかなかのシバラマ。
マンシク
サンフンの友人で、一緒に取立屋をしている。
サンフンとは常に口喧嘩をしているような口調で会話をしているが、友想いな男。
ファンギュ
サンフンの手下。
サンフンの父
嫌いな父親。